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月別アーカイブ: 2025年4月

第6回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!
新田興業、更新担当の中西です。

本日は第6回解体工事雑学講座!
今回は、**「解体現場の最新安全装備とICT活用事例」**をご紹介します。

近年、解体工事の安全性向上には最新装備とICT(情報通信技術)の導入が欠かせません。現場の「見える化」や遠隔管理により、リスクを低減し、効率的な作業を実現します。それでは、具体的な装備と活用事例を見ていきましょう♪


1. 最新安全装備のポイント

① ウェアラブルセーフティデバイス

  • 概要:作業員が装着するスマートヘルメットやウェアラブルセンサー

  • 機能:転倒検知、心拍・体温モニタリング、危険エリア接近アラート

  • メリット:異常時に即座に現場管理者へ通知、熱中症や過労リスクを未然に防止

② 高視認性・耐切創手袋

  • 概要:蛍光カラーと反射材を備え、切創耐性に優れたグローブ

  • 機能:夜間や粉塵多発時でも視認性を確保しつつ、破片や鋭利な廃材から手を保護

  • メリット:事故率低減と作業効率アップを両立

③ 防塵・防音フード付きヘルメット

  • 概要:ヘルメットに一体化したフードで粉塵侵入を防ぎ、イヤーマフで騒音を軽減

  • 機能:N95相当のフィルターを内蔵し、騒音遮断性能もクラス最高水準

  • メリット:長時間作業でも呼吸器・聴覚への負担を軽減


2. ICT活用による「見える化」事例

① ドローンによる現場巡回・3D点検

  • 活用内容:ドローン搭載カメラで上空からの定点撮影と3Dモデル生成

  • 効果:足場が組めない高所や狭小部での危険な巡回作業を代替し、安全性向上

  • 導入ポイント:定期的な自動飛行プログラムを設定し、進捗管理にも活用

② IoTセンサーによる振動・騒音モニタリング

  • 活用内容:重機や解体作業エリアに振動・騒音センサーを設置しリアルタイム監視

  • 効果:近隣クレームの早期検知と対応、機械の異常兆候の予兆保全

  • 導入ポイント:閾値超過時に自動アラートを管理アプリへ通知

③ BIM/CIMデータ連携による施工管理

  • 活用内容:設計段階の3Dモデルを活用し、解体順序や廃材量をシミュレーション

  • 効果:作業手順の最適化と資材・人員配置の効率化、廃材発生量の予測精度向上

  • 導入ポイント:現場と事務所のクラウド連携でリアルタイム情報共有を徹底


3. 導入時の注意点とコツ

 

項目 注意点 対策
デバイス選定 防塵・防水性能やバッテリー持続時間を確認 現場環境に合わせたスペックを優先
ネットワーク環境 Wi‑Fi/5Gエリア外でのデータ送受信 LPWA(LoRaWAN等)や携帯回線の併用検討
データ管理 大量データの保管・解析負荷 クラウドストレージとBIツールの連携
作業員の教育 新技術への抵抗感・操作ミス 導入前に操作研修とマニュアル整備を徹底

まとめ~テクノロジーで安全・効率を両立~

  1. 最新安全装備で作業員のリスクを最小化

  2. ドローン・IoT・BIM/CIMで現場の「見える化」を推進

  3. 導入計画教育をしっかり行い、運用定着を図る

新田興業では、最新装備とICTソリューションの導入支援から運用サポートまで、ワンストップでご提供します。安全かつ効率的な解体現場の実現にぜひお役立てください!


次回は第7回として、**「環境配慮型解体工法とカーボンニュートラルへの取り組み」**をご紹介します。地球に優しい解体技術の最前線をお楽しみに!

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第5回運送業雑学講座

皆さんこんにちは!
新田興業、更新担当の中西です。

本日は第5回解体工事雑学講座!
今回は、**「廃材処理とリサイクルの最前線」**について詳しくご紹介します。

解体工事では大量の廃材が発生しますが、適切な処理とリサイクルを行うことで、環境負荷の軽減とコスト削減を両立できます。それでは、廃材の分類から最新のリサイクル技術まで、ポイントを見ていきましょう♪


1. 廃材の主な分類と処理フロー

  1. コンクリート・アスファルト類

    • 処理方法:現場で破砕・分級し、再生骨材として再利用

    • ポイント:破砕機の選定と粒度管理で品質を確保

  2. 木材(造作材・構造材)

    • 処理方法:可燃ごみとして焼却、または破砕してパーティクルボードの原料に

    • ポイント:塗装や接着剤の有無を事前に確認し、分別精度を高める

  3. 金属(鉄骨・配管・金物)

    • 処理方法:鉄スクラップとして鉄鋼メーカーへ搬出

    • ポイント:異物混入を防ぐため、現場で磁選機や手選別を徹底

  4. プラスチック・樹脂類

    • 処理方法:材質ごとに分別し、リサイクル業者へ引き渡し

    • ポイント:PE、PVC、PPなど、素材識別ラベルを活用して誤混入を防止


2. 最新リサイクル技術の活用事例

  • コンクリートの二次破砕リサイクル
    破砕骨材をさらに微粉砕し、道路舗装用のフィラー材として再利用。品質試験をクリアすれば、新規骨材の使用量を大幅に削減できます。

  • バイオマスボイラー燃料化
    木材廃材を乾燥・破砕後、バイオマスボイラーの燃料として活用。CO₂排出を抑えつつ、エネルギー回収を実現します。

  • プラスチック熱分解技術
    分別困難な混合プラスチックを熱分解し、オイルやガスに変換。廃棄コストを抑えながら、新たな資源として再利用可能です。


3. 廃材処理で押さえるべき法規制と許可

  • 廃棄物処理法
    建設系廃棄物は「産業廃棄物」に分類され、処理業者への委託やマニフェスト管理が必須です。

  • 特別管理産業廃棄物
    PCB含有塗料やアスベスト混入材など、有害性の高い廃材は厳格な処理が求められます。専門業者による適正処理を徹底しましょう。


4. コスト削減と環境配慮の両立ポイント

  • 現場分別の徹底:細かい分別がリサイクル率向上と運搬コスト削減に直結

  • リサイクル業者との連携:事前に処理方法と単価を協議し、最適なフローを構築

  • デジタルマニフェスト導入:マニフェストの電子化で管理コストとペーパーレスを実現


まとめ~廃材は資源!賢くリサイクルを進めよう~

  1. 廃材を種類ごとに正確に分別し、再利用率を最大化

  2. 最新技術を取り入れ、環境負荷を抑えつつコスト削減

  3. 法規制を遵守し、安全・適正な廃棄物処理を徹底

新田興業では、解体から廃材処理・リサイクルまでワンストップで対応。環境に配慮したスマート解体をご提案いたします!


次回は第6回として、**「解体現場の最新安全装備とICT活用事例」**をお届けします。テクノロジーを活用した安全管理の最前線をぜひご覧ください!

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